弊社取扱いの「足場の種類・比較」について

弊社では足場と名の付くものは何でも対応させていただきます。
その中でも、価格・利便性・将来性を考えて「クサビ式足場・次世代足場」をお勧めしています。
顧客より質問・相談の多い「クサビ足場と次世代足場って何が違うの?」という質問に弊社なりに解説いたします。

一度使うとやめられない「次世代足場」とは

まず次世代足場の定義は曖昧だと言われてきました。確かに従来型のクサビ式足場とよく似た形状ではありますが、『抜け止め機能を有すること』と言うのが絶対条件です。市販のコスト情報誌等にも、そのような表記が出てきました。その上で各社 研究して特色を出しています。

『従来型のクサビ式足場と比較して・・・』

  • 高張力鋼等を使用し軽量である事
  • 専用部材で段差の少ない作業床が設置できる事
  • 31m以上の高層でも補強なして仮設出来る設計(強度計算は必要)
  • 支保工にも使用できる頑丈な設計と補助部材
  • 枠組同等以上と位置付けられ、公共工事でも減額なしで使用できる事
  • NETIS登録されており、公共工事では加点に出来る事(特に土木工事)

『更に枠組足場と比較すると・・・』

  • 枠高が高く両側の補強が無いので広い作業スペースを得ることが出来る事
  • 施工速度が速く工期短縮に貢献できる事
  • コンパクトに梱包できるので資材置場の確保も有利

『また少なからずデメリットもあり・・・』

  • 各メーカー間で殆ど互換性がなく、更にインチサイズ・メーターサイズがあり、資材の不足時は調達が容易に出来ない場合がある事
  • 複雑な形状の抜け止めの機構や、高級な鋼材を使用しており価格が高い事
  • 上記理由で、リース品の普及もまだ途上であり、流通が十分とは言えない事

あたりが挙げられます。
下記に弊社でよく使用しているものを紹介します

クサビ緊結式足場
信和㈱ 『シンワキャッチャー』Aタイプ

詳しい製品情報はこちら(信和株式会社HP)

支柱

普通鋼管48.6φ
コマ違いポケット

手すり

普通鋼管42.7φ
打ち込み式(摩擦型)
ハンマーで叩くと甲高い音が近隣中に響き渡る

打ち込み状態

踏板に段差が付くのが特徴。

使用例

クロスして布板を設置すると隙間を最小限に抑えることが出来ます。

次世代足場
東阪工業㈱『ファステック』

詳しい製品情報はこちら(東阪工業㈱HP)

支柱

高張力鋼48.6φ
同高ポケット式

手すり

高張力鋼42.7φ
打ち込み式(抜け止め機能付き)

打ち込み状態

凸部を軽く叩くとロックが掛かり外れなくなります。強く叩く必要はありません。取り外すときは裏側から所定の部分を叩くとロックが解除します。

使用例

踏板はフラットになります。踏板はプレス布が標準です。踏板の隙間は枠組同様コーナーステップを使用します。

次世代足場
日建リース工業㈱『ダーウィン』

詳しい製品情報はこちら(日建リース工業㈱HP)

支柱

高張力鋼42.7φ
フランジ式

手すり

高張力鋼42.7φ
打ち込み式(抜け止め機能付き)

打ち込み状態

凸部を軽く叩くとロックが掛かり外れなくなります。強く叩く必要はありません。取り外すときは裏側から所定の部分を叩くとロックが解除します。

使用例

踏板はフラットになります。踏板はプレス布が標準です。踏板の隙間は枠組同様コーナーステップを使用します

次世代足場
平和技研㈱ ロックシリーズ

詳しい製品情報はこちら(平和技研㈱HP)

支柱

普通鋼管48.6φ
コマ違いポケット
クサビ式の物を共用

手すり

普通鋼管42.7φ
スライド+打ち込み式(抜け止め式)
軽く叩くだけで強力に締まる

打ち込み状態

クサビ式同様に踏板は踏板に段差が付くのが特徴。踏板は網式が標準でプレス布はオプション扱いです。

使用例

「先行手すり」と、「抜け止め手すり」を用いる以外は殆どクサビ式と同じです。

この「ロックシリーズ」 見ての通り、従来型のクサビ式足場に抜け止め付きの水平材と先行手すりを使うだけで次世代足場の最低限の要件「抜け止め機能を有すること」をクリアします!つまり、初期投資を少なくして次世代足場に移行できてしまう優れものと言えましょう! しかし、あまりにも従来型のクサビ式足場と共通部材が多く見た目も酷似しているため、次世代足場と見なして貰えない、次世代足場としての単価を貰えないと言った懸念もあるようです。地方でも足場の次世代足場化は進んでおり、このような商品も今後目が離せない存在となりそうです!