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伝統の鳶職

鳶って何ですか?何をするんですか?

鳶職は江戸時代の火消しに由来します。昔は消防署などありませんでしたので、火災の時は鳶職が対応に当たっていました。

もちろん、毎日火災がある訳ではありませんので、高いところでの仕事を得意とする鳶職は建設工事でも重宝されました。当時はヘルメットや命綱なしで作業をしており、命懸けで度胸一番の粋な稼業だと言われました。

現在では、消防が行き届いて、火消しの仕事はありませんが、当時の名残りで、「梯子乗り」「木遣り」などが伝統芸能として受け継がれています。

現在では、鳶の仕事は建設工事に特化することになり、やはり高所作業の、鉄骨工事、鉄塔工事、足場工事などそれぞれ専門化しています。弊社では足場を専門に請け負っており、現場では「鳶さん」「足場屋さん」と呼ばれます。

「日本鳶工業連合会」
「熊本県鳶土工業連合会」会員

弊社は50年の歴史を持つ「日本鳶工業連合会」、「熊本県鳶土工業連合会」に所属しております。

社長の田辺は10年以上県連の理事を務めており、業界の発展と調和にも尽力しております。

着用の半纏(はんてん)も、伝統のもので、各県連で微妙にデザインが異なり、年に一度東京で開催される全国の日鳶連総会等でもどこの県の人か一目で分かり「印半纏」と呼ばれています。

更に、技能講習や国家試験の講師や検定員も歴任しており、技術の継承にも貢献しております。その甲斐もあってか、弊社の職人さんは全員がとび1級技能士です。

足場工事

足場工事とは、手の届かない高所の作業が安全に出来る様に、仮設材を使って「足場」を設置する工事です。

「足場」は仮の構造物ですから、工事が完成する時には解体してしまい、後には残りませんが、足場が無いと高所での作業は誰も出来ません。

いかに早く美しく使いやすい足場を手際よく架設できるかが腕の見せ所です。

安全について

私達の仕事は高所での仕事が多くなります。
作業時は安全帯、親綱と呼ばれる命綱を使用するのが、建設業では常識です。

時折、墜落災害がニュースで流れますが、ほどんどのケースでこの安全帯を装着しておらず、
もし安全帯を使用していれば命に係わる様なことは無かったと思われます。
いわば車のシートベルトと同じであり、安全帯をきっちり使用すると気が引き締まるものです。

安全帯を使用する習慣のない人は、無謀な危険作業を行いがちです。

弊社では、プロとして「見せる安全」という標語があり、近隣や顧客にも安心して見ていられる施工を提供します。
その他には先行手すり工法など、新技術の導入等技術的にもどんどん進化しており、積極的に導入しております。

足場の仕事 Q&A

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高いところでの仕事は危険ではないですか?

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高所での仕事はもちろん危険です。だからこそ、安全帯(命綱)等 きちんとした安全設備と手順を守って施工していきます。安全の技術も日々進化しています。私共はプロですから、きちんとした手順や危険予知を行い安全に作業を進めていきます。現場はサーカス場ではありませんので、安易に手順を無視して作業を行うのはプロとしては失格です。そうして安全な足場を架設するからこそ、大工さんや左官さん、塗装屋さんたちも安心して作業が行えるのです。

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仕事はきついですか?

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きつくないと言えば嘘になります(笑)しかし、学校での部活も真夏・真冬でも厳しい練習があると思いますが、みなさん「練習して試合に勝つぞ」「もっと上手くなるぞ」と思う気持ちが有るから耐えられるんだと思います。鳶職に限らず現場での仕事はハードですが、志を持って取り組めば、心身ともにタフになって行きますので、大丈夫です! 今いるスタッフも特別な能力を持った限られた人ではありません。みんな普通の人です。

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どんな時にやりがいを感じますか?

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私達の作品は仮設なので、後に残るものではありません。
しかし、工事の過程で絶対に必要な仕事です。
品質にはこだわりが有り、美しく施工が出来た時や、予定より早く終わらせることが出来た時などは喜びを感じます。
最も喜びを感じるのは顧客から「あなたに頼んで良かった」「また次も頼むよ」という声を貰った時でしょうね!やってよかったと明るい気持ちになります。

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休みはどうですか?

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正直に言って、大手企業や公務員に比べたら年間休日は少ないです。
しかし、施工請負業の同程度規模の企業と比較すると残業も少ないですし、有給休暇も積極的に取得しています。昨年の有給休暇の平均取得率は70%以上でした。

 会社の年間カレンダーでは、変形労働時間制により土曜日の休日が有りますが、建設現場そのものが通常稼働なので、休日手当(割増賃金)を貰って出勤して貰うことが多いです。これも有給休暇同様、希望を言って貰えれば休める様になっています。

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足場業の現状と将来性はどうですか?

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以前までの建設業界は過剰供給でしたが、近年は団塊の世代の引退や少子化に伴い深刻な人手不足です。私共は、衣食住の「住」に携わっていますので、仕事がゼロになることは有りません。また、建設業の中でも、鳶職の優位な点として、新築・改修・建築・土木 いろんなところにお仕事があります。またいつか来るかもしれない大不況でも、仕事が切れにくい(収入が安定する)ところは魅力です。若い職人さんでも技術が身に着けば、初期投資が少なくて済むので、早い人では20歳代で独立も夢ではありません。将来建設業で経営者になりたい方はおススメです!技術を身に着けて弊社の協力会社として請負をすることも可能です。

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鳶職って怖い人が多いイメージが・・・?

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残念なことに鳶というと、ニッカポッカと呼ばれる無駄に大きなズボンを履いて、威圧感たっぷりにいきがっているイメージもあります。しかし弊社ではスマートに仕事をこなし、業界の嫌なイメージを払拭したいと考えています。